【参加レポート】「府中市農業まつり・府中環境まつり2024」に行ってきました

農業と環境まつりのポスターを写した写真です。ポスターには木や地球、笑顔の子どもたちや家族が描かれ、自然や農業のテーマが強調されています。日付は11月16日と17日、会場は府中駅けやき並木通りと記載されています。背景には会場と思われる屋外の様子がぼんやり映っています。
けやき並木通りで大々的に行われた、府中市農業まつり・環境まつり2024

 2024年11月17日(日)、けやき並木通りを賑やかに盛り上げた「府中市農業まつり・府中環境まつり2024」に行ってきました!

 色鮮やかな新鮮野菜が並ぶ農産物の即売エリアから、府中の自然がもっと好きになる環境展示まで、工夫の凝らされたブースがいっぱい! 老若男女を問わず、けやき並木通りがたくさんの人々で賑わった、そんな楽しい一日でした。今回は4歳の息子を連れて、開会前の朝一番から各企画を体験した様子を子連れ視点からレポートします!

「府中市農業まつり・府中環境まつり2024」とは?

「農業まつり・環境まつり2024」のポスター。11月16日(土)と17日(日)に府中駅けやき並木通りで開催されます。「地産地消」と「エコ」をテーマに、農業と環境を楽しみながら学ぶイベントです。両日ともにステージイベント、フードドライブ、クイズラリーなどが行われ、子ども向けのワークショップや展示も充実しています。家族で楽しめる内容が盛りだくさんです。

出典:府中市ウェブサイト | イベント・講座案内 | 府中市農業まつり・府中環境まつり2024

 「府中市農業まつり・府中環境まつり2024」は、都市と農業の交流を図り、府中市の農業をさらに活性化させることを目的とした農業まつりと、地球全体の環境について理解を深め、日々の生活で環境にやさしい選択を促す環境まつりの合同イベントです。今年は府中市政施行70周年を記念し、昨年まで府中市郷土の森博物館の園内広場で行われていたイベントが、けやき並木通りという新しい舞台で開催されました。

 農業と環境は、どちらも私たちの日常生活に欠かせない大切な要素です。特に「食」は最も身近な存在であり、その「食」と自然環境がどのように関わっているのかを知ることは重要です。今回のお祭りは、農業と環境について理解を深め、どのような意義で開催されているのかを伝えることを目的としたイベント。「食」と「環境」がどのように生活に結びつくかを考える絶好の機会となりました。

 ちなみに本イベントは、当WEBメディアでも以前イベント情報として取り上げていました。イベント詳細が知りたい方や興味がある方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。

府中農業まつり&環境まつり 2024:秋の街を彩る体験型イベントでエコと自然を楽しもう!

クイズラリーの景品を目指して朝から並んでみた!

 4歳の息子とともに、11時開会の20分前から会場へ向かうことに。その理由は、今回のイベントで実施されるクイズラリーの景品として、タカラトミー製の「ちゅうバス」チョロQが配布されるから! 以前別のイベントで手に入れられなかった悔しさを胸に、今回こそはリベンジです。

府中市のコミュニティバスをモデルにしたミニチュア玩具。緑と白のボディに、マスコットキャラクターのイラストが描かれており、可愛らしいデザインが特徴です。専用のパッケージも付属しており、地域の子どもや観光客向けの記念品として人気がありそうです。
画像出典:府中市ウェブサイト | くらし・手続き | 市制施行70周年記念「ちゅうバス」チョロQを配布します

 ですが、20分前に到着した時点で本部にはすでに長蛇の列が! やはり府中市70周年記念品ともあって、人気の高さが伺えます。私も息子と二人で並びながら、間に合うかなとドキドキ…。

 クイズラリーの内容は、本部や各団体のテントで台紙を受け取り、ブースを回ってクイズに答え、スタンプを集めるというもの。8個以上のスタンプを集めると景品と交換できるそうなので、息子と「頑張って回ろうね!」と意気込みながらスタートしました。

クイズラリーで楽しく会場を探検!

 さあ、クイズラリーの台紙を手に、けやき並木通りに立ち並ぶさまざまなテントを巡ります。

公園の案内スタッフがニッコウキスゲとムサシノキスゲの違いについて説明するパネルを持っている写真です。パネルには開花時期や生息地の違いが黄色とピンクで整理されて記載されています。背景には公園の様子と訪問者の姿がぼんやり映っています。
都立浅間山公園ブースで行われていたクイズの様子

 たとえば武蔵野の公園パートナーズさんによる都立浅間山公園のブースでは、府中にしか生息していない植物に関するクイズがあり、新しい発見がいっぱい! 黄色い花がかわいいムサシノキスゲが、世界でも唯一浅間山でしか見られない植物だということを知り、驚きました。

 他にも府中市都市整備部公園緑地課によるブースや、東京ガス株式会社東京西支店さんなど、さまざまなテントを回ります。時にはテント内の展示物などを見て学び、時には出題人さんにヒントなどをいただきながらクイズに答え、こつこつとスタンプを集めていき……。

公園のイベントで設置されたスタンプコースの案内看板。赤いたてがみと可愛らしい表情のキャラクターが描かれており、手にはスタンプを持っています。背景には自然の写真パネルや緑のテントが見えます。
クイズラリー参加ブースの入口に掲げられていたふちゅコマの目印

 ようやく8個のスタンプを揃えられたのは、開始から約30分ほど経過した頃のこと。特に早く攻略しようと急いていたつもりはありませんでしたが、やはりブースの内容をじっくり見るのは後に回して、ひとまずはスタンプラリーを優先した動きになってしまいました。

 さて、景品交換所に並び始めたところ、なんとクイズラリー開始から約30分経過時点で、すでにちゅうバスのチョロQは残りわずかとのこと。「今から並んでもギリギリお渡しできるかどうか……」と、職員さん方の表情も申し訳なさそうに曇り気味です。開始から30分足らずでこの状況とは、チョロQの人気たるや恐るべし。

 間に合わなければ仕方ないね、などと話しながら並んでいたのですが、奇跡的に間に合ったようで1つをゲット! かわいいチョロQの入った箱をいただいて、息子も大喜びです。

府中市コミュニティバス「ちゅうバス」のミニチュアモデルの箱。緑色を基調としたパッケージデザインで、バスの窓部分が透明になっており、中のミニバスが見えます。箱の右下にはピンク色のマスコットキャラクターが描かれています。
ぎりぎり間に合ったタカラトミー製「ちゅうバス」チョロQ

 私たちがいただいた時点で、チョロQの残りは大体4つほどしかなかったようで、元から相当数が絞られていた様子でした。また、今回のちゅうバスチョロQは配布対象が子どものみであることを知らなかった大人の参加者さんも多く、なかなかの人数が落胆している光景も……。その辺りがもう少しクイズラリー参加時に周知されていれば、より笑顔の多いラリー体験になったかもしれないと思いました。

茶色のテントに貼られた「チョロQ終了しました」と手書きで書かれた白い紙。背景にはイベントのブースや人々が見えます。
11時46分頃の景品交換所の様子

 ちなみに、今回のイベントで「ちゅうバス」チョロQを手に入れられなかった方も、まだチャンスは残っています。次回以降の配布イベント情報をチェックして、ぜひリベンジを果たしてください! 今後のイベント予定が知りたい方は、ぜひ以前の記事もご参照ください。

府中市70周年記念:タカラトミー製「ちゅうバス」チョロQ登場!この秋限定で手に入れよう

ブース巡りで発見がいっぱい!

 クイズラリーも一段落ということで、ここからは会場内をゆっくり見て回ることにします。

緑色のテントに「無料で体験!オリジナル猫缶バッジ作り」と書かれた看板が掲げられているブース。手描きの猫のイラストが吊り下げられており、ワイヤーネットには様々なデザインの猫缶バッジが飾られている。背景には参加者が活動する様子や他のテントが見える。地面には落ち葉が散り、秋の雰囲気が漂っている。
色を塗るのは避妊・去勢手術が済んでいる「さくら猫」のイラスト

 猫にゃんネットワーク府中さんによる「オリジナル猫缶バッジ作り」は、あらかじめ用意されていた猫のイラストに色を塗ると、その場で缶バッジにしてくれるもの。息子も頑張って色を塗り、嬉しそうに世界にたったひとつの缶バッジを手にしていました。

赤いバッジ作成機でバッジを制作する様子。緑色の服を着た人の手がバッジを機械にセットしている。背景には草や落ち葉が見える。
1つ1つ丁寧に缶バッジ化してくれました

 私はというと、息子が色塗りに夢中になっている間に、保護猫に関するクイズに挑戦! 現状の問題や課題についての理解を深めることができました。

緑色のテントに取り付けられた「葉っぱプリントで遊ぼう」と書かれた看板が目立つ様子。看板は秋らしいデザインで、葉っぱや木のイラストが装飾されている。背景にはイベントの様子が広がり、参加者たちが楽しんでいる姿が見られる。
子どもたちに人気の葉っぱプリントブース

 社会教育関係団体かんきょう塾ネットさんによる「葉っぱプリントで遊ぼう」ブースでは、文字通り葉っぱによるプリント遊びを体験!

 白い布の上に葉っぱが置かれ、スプーンの背で押し付けられている様子。葉っぱの形が布に転写されており、自然を活用したアート制作の一場面。右下には子どもの小さな手が写り、丁寧に作業している様子がうかがえる。
強めにこするのが模様をきれいに出すポイント

 白いさらし布と植物をクリアファイルで挟んで、スプーンで擦ると……。

白い布に葉の形状が鮮やかに転写されている様子。左側には緑と茶色が混ざった葉の模様がくっきりと見え、右側には淡い緑色の葉の跡が映し出されている。自然の素材を使ったクラフト作品の一例で、布の質感と細かな葉脈が際立っている。
葉脈まで美しく転写されます

 染み出してきた色が自然な模様を布へと移します。少し力は必要ですが、自然に触れられる楽しい体験でした。

野外イベントで、ミニカーを操作する体験ブースの様子。青い制服を着たスタッフが、子どもにミニカーの操作方法を教えている。赤と白のトラック型コースが設置され、中央には電池や配線の仕組みを示す装置が置かれている。周囲には他の来場者や緑のテントが見える。
いっしょに手回し充電器を回してくれました

 子どもたちが夢中で遊んでいたのは、東京電力 パワーグリッド株式会社 武蔵野支社さんによる「環境にやさしい電気で走らせるおもちゃの車」ブース。手回し充電器で電気を作り、その電力でミニ四駆のような車を走らせる様子は圧巻で、びゅんびゅん走る車に大興奮! いざというときのために手回し発電機を用意しておくのって大事だな、と改めて感じさせられました。

野外イベントで、ミニカーを操作する体験ブースの様子。青い制服を着たスタッフが、子どもにミニカーの操作方法を教えている。赤と白のトラック型コースが設置され、中央には電池や配線の仕組みを示す装置が置かれている。周囲には他の来場者や緑のテントが見える。
すべての動作が電気で行われるという、環境にやさしいごみ収集車

 府中廃棄物処理事業協同組合さんからは、民間企業初・作業も走行もすべて電気で行う「でんきパッカー車」の展示が。「普段はこの部分には私たちも座れないんですよ」という車の後部に座らせてもらうことができ、息子も大喜びでした。

ステージで盛り上がるエコレンジャーショー!

 12時からは、東京農工大学の学生サークル「ごみダイエットNOKO」によるエコレンジャーショーがスタート! 環境問題をヒーローショー形式で紹介する内容で、わかりやすいだけでなく、楽しく学ぶことができました。

 「府中農業まつり」と「府中市環境まつり」の合同イベントステージで、赤、青、緑のスーツを着た3人のヒーローがポーズをとっている。背景にはイベントのタイトルとキャッチフレーズ「やさしい環境を農業とともに」が書かれている看板が見える。
大きな身振り手振りで環境への取り組みを伝えてくれたエコレンジャーたち

 息子も、かっこいいエコレンジャーたちの雄姿に夢中! 家に帰ってからも「エコレンジャーが言ってたから、テレビは夜消してから寝なくちゃね」などと真剣に話してくれました。ありがとう、エコレンジャー!

おいしい発見!農産物即売コーナーでお買い物

 ひと通り環境まつりのブースを回った後は、農業まつり側のエリアへ。大國魂神社により近いこちらのエリアには、美味しそうなブースがズラリ。

テント内でポン菓子を作る様子。男性が機械を操作している中、手前には子どもが見学している。テントの外には「ポン菓子」と書かれた看板があり、価格が200円と表示されている。
府中産のお米を使って作られていたポン菓子

 ボン! とひときわ大きな轟音がした方へ行ってみると、「ポン菓子ができたてですよ~!」との呼び込みが。このポン菓子、府中産のお米を使って作られているそう。1袋200円とのことで購入してみると、まだ熱々の状態! 味は香ばしく、ほんのり甘くて美味しかったです。普段、市販のポン菓子にはまったく手をつけない息子も、できたての美味しさにひと口、またひと口と手が止まらない様子でした。

テーブルの上に展示されている大きな椎茸や鮮やかな色の野菜。看板に「おもしろメガ野菜」と書かれ、背後には他の農産物や来場者の姿が見える。
大人のこぶしほどもある大きな椎茸

 農産物品評会のテントでは、美しく出来の良い野菜やフルーツが輝く美しさで並んでいます。中でも「おもしろメガ野菜」コーナーに展示されていた椎茸やさつまいもの大きさには驚かされました。

 ぐるっと巡って、最後に農産物の即売ブースで椎茸、泥付きの里芋、キウイを購入。特にコマキ農園さんによるレインボーレッドという品種のキウイは、帰ってから食べてみると酸味が少なく、非常に美味しかったです。

まとめ:エンタメと学びが融合した価値の高い地域のお祭り

 子どもから大人まで楽しめる、学びの多いおまつりでした。今年もたくさんの素敵な体験ができて大満足です! 来年の「府中市農業まつり・府中環境まつり」も、今から楽しみですね。

 皆さんも、ぜひ来年の府中市農業まつり・環境まつりに参加して、一緒に府中の魅力を発見しに行きましょう!

イベント公式情報:
府中市ウェブサイト│イベント・講座案内│環境│府中市農業まつり・府中環境まつり2024

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この記事を書いた人

関口裕美のアバター 関口裕美 ㈱フォートリー 代表取締役

ライター。または広告をはじめとしたクリエイティブ制作事業および採用コンサルティング事業を営む株式会社フォートリー代表取締役。好きな食べ物はイギリス菓子といちごと「爺ヤンのブルーベリー畑」さんの採れ立てブルーベリー。
プライベートは1児の母。結婚を機に府中へ移り住み、季節毎にけやき並木で行われる恒例行事やイベントを家族で楽しんでいる。