凛とした空気が漂う12月の日曜日。4歳の息子と訪れた「DOKIDOKI-TEN おやつLAB」で過ごした、心温まるひとときをレポートします。普段からユニークな取り組みやイベント展開を行っている「とりときハウス」さんのカフェスペースが、この日もまた特別な表情を見せてくれました。
「DOKIDOKI-TEN おやつLAB」とは?
「DOKIDOKI-TEN」は、府中市内で活動するハンドメイド作家さんなどが、各作品を持ち寄って行う注目のイベント。普段は奇数月にとりときハウスさん1階にあるカフェを利用して、アートや音楽、ワークショップなどを実施しています。
今回は「おやつLAB」として、カフェならではのおやつメニューも楽しめる贅沢な空間となっていました。
ちなみに本イベントは、当WEBメディアでも以前イベント情報として取り上げていました。イベント詳細が知りたい方や興味がある方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
色とりどりの手しごとに魅せられて
会場に一歩足を踏み入れると、そこは心躍る手しごとの世界! 木のぬくもりが伝わる雑貨や、繊細な技が光るアクセサリー、丁寧な針仕事が施された小物たちが美しく陳列されています。
魅力的なハンドメイド作品を横目に、まずはおやつLABさんのメニューを注文することに。この日は特に冷え込んでいたため、なにかあたたかいものを……とメニューに目を落とします。そこで選んだのが、寒さが増すこの季節にぴったりの「生姜紅茶」でした。
生姜紅茶は、製作者さん自ら天日干しした生姜の爽やかな香りと、はちみつの上品な甘みのハーモニーが嬉しいおいしさ。一口飲むごとに、体の芯からじんわりと温かさが広がっていきました。手作り作品を眺めながら味わう贅沢なティータイムは、普段の慌ただしさを忘れさせてくれる特別なひとときです。
音楽とものづくりで広がる想像力
会場の雰囲気を一層華やかに彩ったのが、Lively Notesさんの演奏です。キーボードの物珍しさに惹かれた息子がリクエストした「アンパンマン」の曲を、即興で弾いていただき、彼は大喜び! プロの演奏者と触れ合える機会は、子どもの情操教育にとっても素晴らしい経験になったように思います。
この日のもう一つの思い出は、ヘアピンと木の板で作る「カリンバ作り」。アフリカの伝統楽器を、自分たちの手で作り上げていく体験は新鮮そのもの。息子は真っ赤な消防車を描き込み、世界でたった一つのオリジナル楽器が完成。小さな手で奏でる音色に、母としての幸せを感じた瞬間でした。
一目ぼれしたとっておきの手しごと
帰り際に出会ったのが、元和裁士のmii☆samaさんによる手作りのまち針です。伝統の技と現代的なセンスが融合した逸品に、思わず「これはお迎えしたい!」と一目惚れしてしまいました。繊細な玉飾りは、使う度に手仕事の丁寧さを感じさせてくれます。これで今後の裁縫タイムが、より特別なものになりそうです。
心に残る至福のひととき
「DOKIDOKI-TEN おやつLAB」は、単なるハンドメイドイベントを超えた、心豊かな体験の場でした。丁寧に作られた品々、優しい音楽の調べ、そして何より、とりときカフェならではの居心地の良い空間。これらが見事に調和し、大人も子どもも楽しめる贅沢な時間を演出してくれました。
「DOKIDOKI-TEN」は2025年も今年に引き続き、奇数月にとりときハウスさんで展示予定とのこと。次回の開催を、今から楽しみに待ちたいと思います。