【参加レポート/インタビューあり】「第10回府中市民協働まつり」に行ってきました!

ショッピングモール内で開催されている「働まつり」の入口装飾アーチのクローズアップ写真。赤いスポンジ素材のアーチに「5F」「6F」「協働まつり」と書かれたカラフルな紙が貼り付けられています。それぞれの文字は、黄色や緑、オレンジの紙に手書きされており、親しみやすい雰囲気を演出。背景には「SAKURAYA FOR ME」の店舗看板や木目調の天井が見え、ショッピングモール内でのイベントであることを感じさせます。

 2024年11月23日(土祝)、府中市民の毎年の楽しみである「第10回府中市民協働まつり」へ行ってきました! 「協働」という名前を聞いても、正直開催内容がピンと来ない……という方もいそうですよね。今回はこちらのイベントに、4歳の息子とともに参加してきましたので、その模様をレポートします。さらには、スタンプラリー制覇で挑戦できるガラポンの結果もお伝えしますのでお楽しみに!

府中市民協働まつりって?

 「第10回府中市民協働まつり」は、市民、団体、企業が協力し合い、府中市の未来を共に築くことを目指して開催されるイベントです。本イベントは、地域の活性化やコミュニティの強化を目的としており、今回はSDGsをテーマに据えることで、持続可能な街づくりや市民一人ひとりの参画を促進することをビジョンとしているそう。第10回目の開催となる今年も府中市内の様々な団体が集まり、地域の課題解決や持続可能な社会をテーマにした展示、体験コーナー、ワークショップを数多く開催。それぞれの活動を通じて、府中市が持つ多様な力を結集し、協力して新しい価値を生み出すことを理想としています。

実は昨年開催された第9回では、私も運営委員として少しお手伝いしていました。今年は委員ではありませんが、このレポートを通じて少しでもイベントの盛り上げに貢献できたら嬉しいです。

 ちなみに本イベントは、当WEBメディアでも以前イベント情報として取り上げていました。イベント詳細が知りたい方や興味がある方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。

関連記事:『協働』でつながる2日間!「第10回府中市民協働まつり」

ゆっくり昼過ぎからスタート!

 ショッピングモール内で開催されている「SDGs」関連のイベントブースの様子。入口には「5F 6F 働まつり」と書かれたカラフルな装飾が掲げられ、周囲にはクリスマスのデコレーションも見られます。展示エリアでは、SDGsの取り組みを紹介するパネルや案内が設置され、スタッフが訪問者に説明を行っています。入口近くには子どもたちが描いたと思われるカラフルなイラストが飾られており、イベントが地域や家族向けであることを示しています。奥には複数のブースがあり、多くの来場者で賑わっています。
参加者で賑わうル・シーニュ2階GIG COURT

 今回はゆったりと昼過ぎからの参戦です。武蔵府中ル・シーニュ2階入り口から入ってみると、目の前の広場であるGIG COURTの入口には「府中市民協働まつり」の立派なアーチが! まずはこちらでパンフレットをゲットしましょう。

 説明してくださったスタッフさんによると、今年は全体イベントとして「SDGsスタンプラリー」を実施しているとのこと。いわく、展示やワークショップに参加することで、その内容に関連するSDGs項目にスタンプが押せるそう。3つ以上の目標を達成し、10個以上のスタンプを集めれば、最後に景品つきのガラポンが回せるらしいので、これは楽しみですね!

 ちなみに……全17項目分のスタンプを集めればスペシャルプレゼントがもらえたらしいのですが、今回は参加時間が遅かったため、こちらの景品は終了済み。コンプリートを目指したい方は、イベント開始時間である10時ぴったりからの参加がおすすめです!

独占:協働まつり実行委員長&事務局さんを取材しました

 エスカレーターで5階の「府中市市民活動センター プラッツ」まで上がると、まず出迎えてくれたのは、まつりコンシェルジュである「つなぎすと」の方々。こちらのコーナーでは、協働まつり全体の案内所兼ツアーガイドをしてくださるそうです。イベントをめいっぱい楽しみたいなら、最初にこちらのブースから始めるのが良さそうですね。

 そのまま会場を見て回っていると、ぜひお話を伺いたい方々を発見!

屋内イベント会場で撮影された写真。左側の女性は白いジャケットを着て笑顔を見せ、右側の女性は色とりどりのダンボール製のフレームを手に持っています。中央には、赤い水玉模様のダンボール製キノコを抱えた子どもが座っています。背景には青いドーム型やピンクの看板などのカラフルなダンボール装飾があり、楽しい雰囲気が感じられます。右のピンクの看板には「協働まつり」の文字が見えます。
左:事務局の道具さん 右:実行委員長の上田さん

 「第10回府中市市民協働まつり」実行委員長である上田嘉代子さんと、実行委員会事務局の道具さんから、今回のイベント開催に関する意気込みとお話を伺うことができました。

実行委員長・上田嘉代子さんから「府中で暮らそう!」を読まれている方へ

ダンボールで作られたカラフルなフレームの中から、笑顔を見せる女性が写っている写真。フレームには、ピンクや黄色、緑などの鮮やかな色彩で作られた花や雲、読書をする女の子の装飾が施されています。中央にはオレンジ色の本が描かれ、「KITE KITE」と刻まれた文字が見えます。背景には、緑の観葉植物が飾られた屋内スペースが見え、暖かい雰囲気が伝わる一枚です。
笑顔の実行委員長・上田嘉代子さん
ダンボールで作られたカラフルなフレームの中から、笑顔を見せる女性が写っている写真。フレームには、ピンクや黄色、緑などの鮮やかな色彩で作られた花や雲、読書をする女の子の装飾が施されています。中央にはオレンジ色の本が描かれ、「KITE KITE」と刻まれた文字が見えます。背景には、緑の観葉植物が飾られた屋内スペースが見え、暖かい雰囲気が伝わる一枚です。
笑顔の実行委員長・上田嘉代子さん

 わたしは長らくプラッツの登録団体として、府中市民協働まつりには出展者側の視点から関わっておりました。今回を入れて計8回の協働まつりに参加してきましたが、実行委員として携わるのは今回が初めてです。

 実際に実行委員を経験してみると、これまで気づかなかったことに気づけるようになりました。そもそも協働まつりが、こんなに“リキ”が入ったお祭りだということも、こうして委員をやっていなければ気づけなかったと思います。すべてのブースや企画をじっくり回ったのも、思い返せば今回が初めてかもしれません。こんなに中身が詰まったイベントだったなんて、今までもったいないことをしていたな、と思わされました。

 昨今は自治会や隣近所とのつながりも薄くなってきています。だからこそ、このような機会を設けることで、市民同士のつながりや、地域との協働体制にいまいちど目を向けられればと思っています。

ちなみに…フォトスポット、おすすめですよ!

明るい室内に設置された「フォトスポット」のエリア。手作り感のあるダンボールの装飾が施され、赤い水玉模様のキノコや青いドーム型の背景、小道具などが配置されています。左手前には「PHOTO SPOT」とカラフルに記載された案内板があり、「第10回府中市民協働まつりの思い出に、是非写真を撮ってください!」とのメッセージが書かれています。背景には窓から差し込む自然光が会場を明るく照らし、親しみやすい雰囲気が感じられます。
5階フロアに設置されているフォトスポット

 今回お二人にインタビューを行ったフォトブースは、市民団体「wonder leaf」さんと府中高校の美術部・演劇部の生徒たちによる協働企画とのこと。「少しわかりにくい場所にあるので宣伝してほしい」とのリクエストもいただいたので、この場でしっかりお伝えします! さまざまなフレームやフォトプロップスを使って、映える写真が簡単に撮れますので、ぜひ皆さんも訪れてみてくださいね。

企業×市民団体のコラボブースを体験!

 さて、事務局の道具さんにおすすめのブースを尋ねてみると、「たのしく学ぼう!やさいフェス」のコーナーへご案内いただくことができました!

テーブル上に「ベジチェック」と書かれた健康測定器が置かれ、黄色いジャンパーを着たスタッフが用紙に記入している様子。手形のデザインが印刷された用紙の上には、測定用センサーが設置されており、背後にはベジチェックのデジタル案内が表示されたタブレットが見える。テーブルにはアンケート用紙がクリップボードに挟まれて置かれ、参加者が記入できる準備が整っています。イベントでは健康や野菜摂取量のチェックが行われている様子が伝わります。
「たのしく学ぼう!やさいフェス」コーナー

 ここでは、手のひらを専用の機械に当てるだけで野菜の摂取量が測定できる「ベジチェック」や、栄養士さんによる相談コーナー、野菜スタンプなど、“食”のことが楽しみながら学べるコーナーが用意されていました。さっそく親子でベジチェックを体験してみます。

タブレットの画面に「ベジチェック」の測定結果が表示されています。画面には、推定野菜摂取量が「約250g」、野菜摂取レベルが「4.9」と示されています。グラフやイラストが用いられており、視覚的に結果が分かりやすくデザインされています。下部には、「野菜を摂る習慣をつけましょう」などのアドバイスが記載され、関連するアプリの案内ボタンも配置されています。背景には測定イベント用のチラシが数枚置かれています。

 息子の測定結果は6.1! この数値であれば、野菜はじゅうぶんに摂取できているとのこと。一方、私は4.9と少なめ……。「1日あたり、だいたい手のひら2枚分の野菜を摂るようにしてくださいね」とアドバイスを受け、反省モード。これからは意識して野菜摂取量を増やしていこうと思います。

 「たのしく学ぼう!やさいフェス」は、明治安田生命保険相互会社さん、田辺薬品株式会社さん、そして食育推進リーダーパプリカさんによる協働ブース。昨年まで明治安田生命保険相互会社さんが実施していたベジチェック測定を、田辺薬品株式会社さんからも実施したいと申し出があり、そこへパプリカさんも加わったことで、今回のような協働ブースが実現したとのこと。複数の企業と団体が織り成す、すばらしい協働事例を見せていただきました。

6階でもたくさんの企画が!

 つづいて6階に上がってみます。各会議室には4つから6つ以上の団体が集まっており、それぞれが自団体のテーマに合わせたユニークな企画を展開していました。子ども向けの企画も多く、4歳の息子が夢中になって遊べる企画もずらり。親子連れでも楽しめる内容が豊富でしたので、土日にどこか出かける場所がないかな、とお探しのパパさんママさんにもおすすめです。

今回の参加例

  • コミュニティガーデン、公園で花を育てる!(府中市都市整備部公園緑地課)
  • 府中市赤十字奉仕団活動PR及び手芸販売(府中市赤十字奉仕団)
  • 子どもたちの絵からみえてくる平和への想い
    (MOA美術館府中児童作品展実行委員会/テレジンを語りつぐ会府中)
  • ぬりえ&おえかき風船をつくろう!
    (社会福祉法人 双葉保育園 児童養護施設/二葉学園 多摩児童相談所フォスタリング機関)
  • 折り紙バッヂを作ろう(児童養護施設 二葉学園)

 もちろん、大人向けの企画も充実しています。普段はなかなか触れる機会のない分野の話をじっくり聞くことができるだけでなく、府中市内で行われている活動や取り組みを知るいい機会になり、老若男女問わず楽しめるイベントだと感じました。

ガラポンに挑戦!

 さまざまなブースを巡り、とうとうスタンプを10個収集完了! 2階のGIG COURTへ戻り、ガラポンに挑戦することに。

 息子と私で2回分回すと、オレンジ色の玉がころり。景品群の中から、今回は「京王電鉄のけい太くんのスポンジ」と「こんにゃくせんべい」をゲットしました! この景品たちも、どうやら府中市に関わりのある多彩なスポンサーさんによる提供品だそうで、どれにするか迷ってしまいました。

 最後に、参加者向けのアンケートにも回答。回答「つけ麺・中華そば 節」さんのトッピング無料券をいただくことができました。

木製テーブルの上に並べられた多様なアイテム。黄色と茶色の毛糸で編まれた可愛らしいかご状の小物入れ、京王電車をモチーフにしたキャラクター入りフェルトアイテム、こんにゃくせんべい(コンソメ味)のお菓子パッケージ、錦という名前の調味料パッケージが目を引きます。また、リボンで飾られた小袋や、手書きのメッセージが描かれた折り紙など、温かみのある手作り感のあるアイテムが揃っています。
府中市民協働まつりを回って手に入れたものの数々

 たくさんの団体や取り組みに触れられた、とても有意義な一日になりました。実行委員会のみなさん、参加団体の皆さん、ボランティアの皆さん、そして本イベントに関わられた全ての方々、楽しませていただきありがとうございました!

まとめ:明日11/24(日)も楽しめます!

 第10回府中市民協働まつりは、明日11月24日(日)も開催予定です。明日は出展者もガラリと変わり、今日は見られなかった団体さんや企画がたくさんあるそうなので、気になる方はぜひ訪れてみてください。府中市の魅力をたっぷりと感じられると思いますよ!

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この記事を書いた人

関口裕美のアバター 関口裕美 ㈱フォートリー 代表取締役

ライター。または広告をはじめとしたクリエイティブ制作事業および採用コンサルティング事業を営む株式会社フォートリー代表取締役。好きな食べ物はイギリス菓子といちごと「爺ヤンのブルーベリー畑」さんの採れ立てブルーベリー。
プライベートは1児の母。結婚を機に府中へ移り住み、季節毎にけやき並木で行われる恒例行事やイベントを家族で楽しんでいる。