
武蔵野で唯一の「歳の市」が府中市の年末を彩る
府中で暮らす皆さん、いよいよ今年も残すところあとわずかとなりましたね 。年の瀬になると、気持ちが引き締まると同時に、どこか懐かしいお祭り気分も味わいたくなるものです 。
東京都府中市にある大國魂神社では、江戸時代前期から続く伝統行事、「晦日市(みそかいち)」が開催されます。これは武蔵野地域では唯一残る「歳の市(としのいち)」として知られ、かつては正月用品や農具などを買い揃えるために、多くの人々で賑わった歴史ある行事です。
かつては旧甲州街道やけやき並木で開催されていましたが、現在は交通事情を考慮し、大鳥居の脇で開かれています。規模は縮小されましたが、その伝統は今もなお、府中の年末に静かに息づいています。
この伝統ある晦日市で、一年の締めくくりと新しい年を迎える準備を始めてみませんか?
イベント詳細情報と開催日程
- イベント名: 大國魂神社「晦日市(みそかいち)」
- 開催日時: 2025/12/30(火)~12/31(水)
- 場所: 大國魂神社 大鳥居脇 ほか
- 住所:東京都府中市宮町3-1
- アクセス:京王線「府中駅」より徒歩5分
- JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」より徒歩5分
開催日ごとの露店の状況(現在の規模)
規模は縮小されていますが、伝統的なお飾りや神具を販売する露店が出店します。
- 12月30日(火)
- 大鳥居脇にて、お飾り(正月飾り)や注連飾り(しめかざり)などを売る2店舗のみが出店します。
- お飾りの販売は、12月26日〜30日の9:30ごろから17:00ごろまでです。
- 12月31日(水)
- 神棚周辺の神具を売る1店舗のみが出店します。
- 31日は「一夜飾り」となるため、お飾りの販売はありません。
昔ながらの品揃えと歴史ロマン
かつての晦日市では、以下のような品々が露店に軒を連ね、正月準備のために訪れた人々で賑わいました。
- 正月用品、ざる、籠、植木、盆栽、お飾り。
- 鍬(くわ)、籠(かご)、杵(きね)、臼(うす)など、昔から使われていた物。
- 神具の店では、お稲荷さんや神棚、お神酒口(オミキノクチ)、お雑器(オザッキ)、大黒などの彫刻、祝箸。
- 昔は冬もの衣類や履物、食品、農具なども買うことができました。
古来より、これらの品は毎年新しいものに買い替えるという習わしがありました。また、市に行くのは男の仕事とされており、最初に背負い籠(メナシカゴ)を買い、そこに購入した品々を入れて帰ったという記録が残っています。子どもに買った凧や鞠(まり)を、壊れないように籠の上に括り付けて帰るなど、当時の人々の温かい暮らしが目に浮かびますね。
この伝統に触れ、新しい年に向けて心機一転、神具やお飾りを新調してみてはいかがでしょうか。
年末の大國魂神社へ
晦日市の開催期間中、大國魂神社では「おかまじめ授与」も行われます。年の瀬の静かで厳かな雰囲気に包まれる大國魂神社へ、ぜひご家族で足を運んでみてください 。
伝統の「晦日市」に立ち寄ることで、府中で暮らす私たちも、地域に根付く文化を感じ、清々しい気持ちで新年を迎えられるはずです 。
今年の年末は、大國魂神社の晦日市で、府中の歴史と伝統を感じながらお正月準備を進めましょう!







